IIIFについて

この度リニューアルした島根大学デジタルアーカイブでは,IIIFに対応しました。
IIIF(トリプルアイエフ)とは,一言で言い表すなら,
・画像を配信するプログラム(サーバ)
・画像を表示するプログラム(ビューワー)
の間のやりとりの仕方を統一して,再利用し易いようにするための取決めです。

デジタルアーカイブを利用する側としては,
・使い慣れたビューワーであらゆるデジタルアーカイブ上の資料を閲覧できる
・画像にアノテーションという注釈を付けることができる
・同一の画面で異なる資料を並べて比較することができる
等の様々なメリットがあります。

島根大学附属図書館デジタル・アーカイブ上では数あるビューワーのうち
Universal Viewer
Mirador
の2つのビューワーを埋め込んでおり,画像を表示することができます。

表示例:Miradorというビューワーで2つの資料を並べて表示

左側:『出雲國古圖』(島根大学附属図書館所蔵)を表示したもの
右側:『元禄出雲国絵図』(島根大学附属図書館所蔵)を表示したもの

上の例では島根大学所蔵の資料を2つ並べて比較していますが,IIIF対応している画像配信サーバであれば, 他の機関が公開している画像も並べて比較することができます。

表示例:Miradorで異なる機関の資料を並べて表示

左側:『出雲國古圖』(島根大学附属図書館所蔵)を表示したもの
右側:『出雲国[山陰道図]』(京都大学附属図書館所蔵)を表示したもの

関連資料

新しいデジタルアーカイブ・システムを公開(2018年1月30日 記者発表記事)